2012年5月4日金曜日

漫画を描くということ……

漫画を描くということ……

ヤバイ

もうすぐ高校生だってのにまともに漫画一本も描いたことない

さっきトビラ絵を描いてみたがペン入れ途中で疲れてやめてしまったorz

絵がド下手糞なのもヤバイが

そんなことより体力がないのがヤバイと分かった!

こんなことじゃ一生漫画を一本も描けない!



こんなピンチなワタシはどーしたらいいですか?







まず根本的な考え方のあやまりがあります。



1本のマンガ作品を仕上げる体力とは、その作品を最後まで

まとめあげることですが、例えばイキナリに100ページの作品を

描きあげようとして最初からすぐ出来るワケがありません。



まったく走ったことないヒトが唐突にフルマラソンで42.195kmを

完走しようとしてもどのようなペース配分で走ったらよいのか

どれくらいの体力があればよいのかも判らないで走るのですから

誰が考えても無理だろうというコトは理解できると思います。





たとえばどこかのマンガ大賞に応募しよう初めて描くような

マンガでいきなり応募規定のページ数が50ページですといわれて

とにかく死に物狂いになって、やっと49ページまで描いたけれども

それで挫折しちゃったなら、結局は1本も作品は仕上がってない、

何もヤッていないのと同じことになってしまいます。



でも49ページまで描くだけの体力があったなら、もしかしたら

16ページの作品を最初から描いていればちゃんと完成した作品を

もう3本もキチンと仕上げることができていたかもしれせん。



大賞狙いで50ページ作品の完成を目指して、結果的に49ページ目で

挫折するのと、16ページの作品をすでに3本描いているのと、どちら

が、レベルがより先に進んでいると思いますか。



描いたページ数だけなら49ページ描いたほうが多いわけですが

まだ1本も完成させたことがないのと、3本も完成させているのと

では全く状況が違っているということに気がつくでしょう。





あるいは下描きだけ100ページ描いて、そのまま放置しているのと

1ページしかない作品だけど、ちゃんとペン入れしてトーンも貼って

完成させて仕上げているのとでは、どちらがスゴいと思いますか?



もし、まずナニか自分で作り上げたいと考えているのなら最初は

軽い練習から、自分の描きたいシーンのページ(もしかしたら50ページ

マンガの48ページ目かもしれない)だけでもカッコ良くキメて描いて

満足感を得ることが第一目標かもしれません。



どうでもいいやと思っているページを描いていて途中で飽きるよりも

このシーンがホントに描きたかった、と思う1ページを最後まで仕上げて

とにかく完成させることの爽快感を得てみてください。



キャラクターの決めポーズの大ゴマ1つといったページかも知れないです。

やっと完成させた満足感でにんまりしてみてください。



そして次は、ストーリーマンガを目指すならまずは見開き2ページで、

さぁ次のページはどうなる!と、自分で描いていてドキドキするような

次のページをめくってみたくなるような見開きのワクワクなシーンを

描いて仕上げてみてください。



この見開きにはストーリーもオチもいりません。その見開きだけが

なんかスゴいと思わせるような勢いだけあればそれでいいんです。



その完成した見開きをみて自分でドキドキしてみてください。

もっと描きたくなったら、とりあえずは、そういった自分が描きたい

シーンを次から次へと、その描きたい見開きだけ、どんどん次から次へ

好きなだけ描きたいだけいくらでも描いていきましょう。



それが一段落したら次の段階は、ナニか長編大河4ページもの連載と

思って、ひとつ前のページとして扉ページを作って、ひとつ次のページ

に次回を予感させるようなつづく!のページをつけてみましょう。



まずは、そういった自分に面白いこと、楽しいこと、といったかんじで

ヤマなし、オチなし、イミなし、で構わないマンガもどき作って遊びましょう。



そういったかたちで遊びで好きなことを好きなように描いてるうちに

少しずつ「マンガの体力」が自分についていきます。まずはそれからです。

今度は4ページマンガとして最初から扉ページとオチページ込みで

完成させる読み切り4ページのマンガ作品を仕上げちゃってみましょう。



最初は5kmくらい楽しげな賑やかな街中を気楽に走ってみましょう。

そして体力がついてきたら次は10km程度のコースを設定して走りましょう。

少しずつ自分に負荷をつけて走っていくようにしていけばいいです。








とりあえず描きたいものを描きたい形で描いてみてはどうでしょう。

まずは枚数もトーンとかも気にせず、「形にする」ことを最優先させて、形になったら、「次はココをふくらませて、」とか、「この場面は魅せたい!」とか出てくると思います。

体力がないのは・・・走る!とか^^(結構体力付きますよw)



私もヘタレなので人のことは言えないんですが、自分のペースで頑張ってください。







今描きかけのものをまずは仕上げることです。

1枚も仕上げられないのに、一生がどうこうなんて、

はるか先のことを考えても何も進みません。







自分に見合ったクォリティで描くしかないです。

それは締め切りがある漫画家でも同じ事です。

極端な話、棒人間みたいなのなら最後まで描けますよね。

体力ってのはちょっとアレですけど、締め切りがない分時間がかかって他のが描きたくなるとかモチベ的な事はありますからね。

勢いで完走出来るクォリティ探るのが良さそうです。

100点目指した漫画の1本に一生を費やすのは勿体ない。







漫画を描くという事は体力や技術だけでなく、精神の力もいります。



でも時間がないのなら、一日1ページ描いていけば一ヶ月で30ページも描けますよ。



画力の事など、いろいろ焦る時期ではありますが頑張って下さい。

安心してください、未だに私も焦ってます。(笑)

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